そのほかの写真(フリー素材)について
こちらの写真素材はWEBサイト上で広く公開されているものです。
収集したのが2004年頃なので、現在もすぐに手に入るものかどうかわかりませんが、ダウンロード先は、
- ■ pro.foto 様
- ■ photoAC 様
- ■ 写真素材 足成 様(2022年11月現在、検索ができない状態です)
です。
<お願い>
当サイトからダウンロードせず、必要な写真素材はこれらのサイト様で検索して正規のルートでダウンロードして下さい。
<Y.INAGAKI 様の写真>
遠くの空 / 冬の公園 / COOL / 出口 / 7分先の未来へ / 雨粒の恵み / 心の置き場 / 廃線 / 空に向かって / 壁 /
<H.SUDA 様の写真>
彩る / 記憶の部屋 / 閉鎖病棟 / 人魚 / プレゼント / 豊富 / 行く先は / さよなら / そこにある名前 / STOP /
<K.SAKAI 様の写真>
この地が / やわらぐ / 嫉妬 / ブルー / 喧騒 /
<H.NAKAMURA 様の写真>
haru / 芝桜 / 幸せな世界 / キッチン / ひまわり /
遠くの空
ぼうっと横たわっていた
誰に遮られることもなく
叱られたり 殴られたりすることもなく
生まれたまま 風と遊んでいた
僕は ただ羨ましくて
しょうがなかった
冬の公園
君は水面を見ていた
母のように優しい目で
その姿を
ずっと眺めていられたらなあ
その目が
僕を見てくれたらなあ
COOL
迷いが吹っ切れた時
そいつは顔を出す
痛いくらいに 強く鮮明
心は凶器のように光りながら
おまえの出方を待っている
出口
泣き叫んだ
もう 誰の胸にも届かない気がしたけれど
助けを求めて 声を血で濡らしたんだ
遠い出口に立つあいつには
届いたんだろうか
7分先の未来へ
明日なんて
そんな遠い未来のことで
悩むなんて馬鹿らしい
この階段を上り切って
街を見下ろしたとき
唇は渇いて 喉が鳴る
7分後に
僕は
風の中にいる
雨粒の恵み
受け止めた分だけの水で
キラキラと輝く
心の置き場
つないでいるだけで
怖いものなどなかった
廃線
でも
歩くには遠すぎる
忘れるには
懐かしすぎる
空に向かって
顔を上げると
まだまだ上がある
こぼれそうなものを
吸いあげてくれる
壁
行き先を阻むものではなく
己の強さを計るものでもなく
一人遊びの相手でもなく
それは
もう一度考えるためにある
彩る
忘れられた君
誰かの過去を
輝かせたに違いないのに
記憶の部屋
もう 何年も訪れていない その部屋が
まだ 僕を待っていてくれた
ノブを回す時
ギッと音を出し 少し抵抗する
そんなやりとりも 変わらぬまま
閉鎖病棟
間違いはない
昨日はスープで 今日はパン 明日は眠り 明後日は吐き出す
君が優しい人であるならば どうか 鏡を持って来てください
人魚
並べられた魅惑
人魚となる日を想う
ヒトはどれだけ
物語を描けるだろう
プレゼント
プレゼントをあげるよ
TATOOのように
色鮮やかに染みてゆく
もどらない世界
花など咲かない
鳥も近づかない
虫すらも
豊富
数も種類も選び放題
豊かさは
刹那の快楽
より過剰を求める
ドラッグ也
行く先は
例え迂回路でも
いつか辿り着く
目的地が確かならば
さよなら
君は
僕がいなくなれば誰を待つのだろう
誰の大切な言葉を受け取るのだろう
そこにある名前
命を削って
刻み込むラクガキ
どれだけのメッセージだと言うのだ
STOP
往く手を遮る看板に
立ち止まる者
去る者
座り込む者
ただ訊けばいい
事が起こるには何か
理由があるはず
この地が
君のいるこの地が
エデンのように甘くても
一つ一つドアを押して
振り返らずに往く
僕は弱すぎる兵士
やわらぐ
見えたのは光
感じるのは温もり
忘れていた
愛を知る
願いは叶うと
いうことも
嫉妬
君の肩に
ぽとり と 落ちた
小さな花の無邪気さに
私は 少しだけ
嫉妬していた
ブルー
届かない想いは
飲み込んだ
喧騒
言葉なんて無いのに
罵り合い、喧嘩でもしているかのよう
無表情なのに
何か怒りが伝わってくる
みんな急いで生きている
24時間しかない一日で
疲れ果てているんだな
haru
春が来た
春は来た
空気を変えて 日差しを変えて
光を変えて 影の色さえ変えて
意思を微笑ませて
芝桜
一面に広がる優しい色
踏むことなどできない聖域
そして目を 心を奪う
まるで君の言葉のように
幸せな世界
退屈だなんて
贅沢だ
キッチン
一人では 奮戦
でも
二人なら 笑顔
ひまわり
いつか
君になれますように
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『掌のノート』のTOP写真は石渡洋人氏の作品です。