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    掌のノート(写真詩)

    そのほかの写真(フリー素材)について

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    収集したのが2004年頃なので、現在もすぐに手に入るものかどうかわかりませんが、ダウンロード先は、

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    part 2 : タイトル一覧 (スクロールで連続して見ることができます)
    夕日 / 幸せや不幸せと一緒に / ソラ を メグル / 金色の子供達 / 夜更けのピアノ / ユメ / 辿り着いた場所 / LIFE /  / アドバルーン /  / 寒風の中で / 空を見上げた / 泥遊び / 日暮れ / 明日は虹色 / 木の葉 /  / 光明 / あの日 / 雨の後 /  /  / 樹林 / 小さな空 /  / 明け方近く / 朝露 /  / 鉄線 / 飛んだ / 疑心 / 飼育された脳 / 温かいもの / 情報 / 

    夕日

    記憶さえ
    燃やし尽くす

    幸せや不幸せと一緒に

    つまづいては立ち止まり  
    遙か遠くを見ては溜息をつく  
    振り向き、うつむき、でも  
    笑う日もあり 歌う日もある  

    ソラ を メグル

    アサ を ミワタス
    ヨル を ニジマセ
    ユメ を タベナガラ
    キミ を ツツム

    金色の子供達

    自ら輝く子供達よ
    受けた光を倍にして
    空を照らせ
    社会を照らせ

    夜更けのピアノ

    悲しみは旋律のように

    ユメ

    追いかけていたものは
    目の前にある

    辿り着いた場所

    いつもそこは
    出口のようでいて
    入口なんだ

    LIFE

    朝に残した 足跡は
    夜には 消えてなくなる
    戻れはしない 歩き続けるんだ

    強い疾風を伴って  
    まばゆい光線で大地を射抜いて  
    全てを動かす  
    このちっぽけな命でさえも  

    アドバルーン

    子供のように見上げて
    空に往きたいと願った

    地を覆う緑
    しぶきの潤い

    寒風の中で

    倒れず 立つ  
    生命は全うされる  

    空を見上げた

    見慣れたモノと
    見慣れぬ空
    抱いた想いがあふれ出るから

    泥遊び

    泥遊びの後
    いつもの世界へ

    感情は置いてきぼり
    きちんと手洗いしてスプーンを握る

         

    日暮れ

    なんとなくさみしいのは  
    今日が良い日だった証拠  

    そう君は言った  

         

    明日は虹色

    日の当たらない今日も
    胸のプリズムは動く
    乱反射して未来を灯す

         

    木の葉

    木の葉はなぜ泣く
    ひとりが寂しいから

    心はなぜ泣く
    ふたりは寂しすぎるから

         

    水を濁し 堂々と泳ぎ去る魚たち
    手の届かない自由は眩しく
    ただ呼び捨てられてゆく

         

    光明

    雨粒が肩を濡らす午後
    急ぎ足で帰ろう
    雨雲が途切れるのを
    なぜか信じてみたりして

         

    あの日

    写真に残った幼い日を 
    もう思い出すことはできない 
    それでも
    心はあの日へ戻ろうとする  

         

    雨の後

    強い雨の後 長い雨の後
    すべての命は 動き出す

         

    ぼんやりとだけど
    確かに伝わる
    間違ってない

    愛されている

         

    日の光を溶かし込んで
    とろとろと喉に落ちる


    鼓動は応え


    力は溢れだす

         

    樹林

    そこにあるだけで   
    風を遮り僕らを守る  
    凛々しく立つ  
    君のように   

         

    小さな花

    名前も知らなくて
    記憶にも残りそうにない
    それでも
    君を見つけたこの瞬間は
    間違いなく happy

         

    眺めるしかない 遠い色は
    なぜか黎明の希望を想わせた

                  

    明け方近く

    夜通し降っていた雨もやみ 
    明るい光が地を照らす 
    寒くはない
    悲しくはない

         

    朝露

    存分に飲んだのは
    朝の気配

         

    手に持てば
    目に浮かぶ遠い光景が
    形となる
    鮮やかな彩とともに 

         

    鉄線

    身体にまとわりつく
    棘のある言葉

    飛び出したい
    傷つけられても

         

    飛んだ

    弾ける前の数秒
    その想いは空高く

         

    疑心


    言葉を重ねれば重ねるほど  
    君の嘘は露呈していく  
    瞳は影を宿して  

         

    飼育された脳

    その錆びた檻の中から見えた 
    外の世界は美しかったかい 
    その狭い檻の中から見えた 
    未来の画は楽しかったかい 

         

    温かいもの

    あなたのてのひら   
    あなたのこころ   
    あなたのまなざし   
    あなたのことば   

         

    情報

    何も見えやしない
    でも
    だから
    きれいなのかもしれない

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